
カルスドルプはオランダ東部の都市スクーンホーフェンで生まれた。父親がトレーナーをしていたクラブ、VVスクーンホーフェンでサッカーを始め、フェイエノールトからのスカウトを受けて移籍。フェイエノールトでトップチームデビューを果たし、3シーズンを過ごした。
なお、カルスドルプはユース年代には攻撃的MFとしてプレーしていた。プロデビュー試合もMFとして途中出場している。カルスドルプが右サイドバックでプレーし始めたのはプロになってからだったのだ。
15-16には10アシストを記録して注目を集めると、16-17にはフェイエノールトの18年ぶりリーグ優勝に主力として貢献した。
これを置き土産に、ローマに1400万€の移籍金で加入。19-20にフェイエノールトにレンタルされた以外はローマでプレーし続けており、今年で加入7年目だ。
カルスドルプは元MFなだけあって、右足から繰り出すキック精度には自信を持っている。また、パスコースを見出す視野の広さにも長けている。
これを活かし、後方からの配球によってチームに貢献するプレーを得意としている。
チェリク、クリステンセンがこの項目を苦手としているだけあって、これはカルスドルプの強みだといえるだろう。
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チェリク、クリステンセンと比較してクロスボールの精度も高い。ただし、高い位置からのクロスボールよりも、低めの位置からのアーリークロスを得意としている。全体的に低めのエリアからの配球を得意としていて、まさに「司令塔SB」としての資質を持っているといえるだろう。
非保持時にはマーク相手との距離を詰めて積極的にタックルを仕掛けていく。両腕と首にびっしりと刺青が入ったその風貌からいかにもハードタックラーな印象を受けるが、実はクリーンなタックルがカルスドルプの持ち味。
21-22を除くと、1シーズンにもらうイエローカードは非常に少なくなっている。無理なタックルは仕掛けず、ボールをつつけるタイミングでのみ足を出す。狙えるタイミングではインターセプトにも積極的な印象だ。
それでは、カルスドルプの弱みはどこにあるのか。
ひとつはドリブルである。アジリティや加速能力に欠けるカルスドルプは、ドリブルで相手をかわして局面を打開したり、長い距離を運んだりと言ったプレーは得意にしていない。そのため、あくまでもパスによって局面を打開していく。
これが相手に読まれると、パスをカットされまくって低パフォーマンスに終始する試合も…。
また、高い位置に張ってウイング的にふるまうタスクも得意ではない。前述のように、ドリブルによる打開も、角度がないところからのクロスボールも得意ではないからだ。
チェリク、クリステンセンとは異なる強みを持っているカルスドルプ。その強みをアピールできれば、定位置を奪取することも十分に可能なはずだ。
右サイドバックの三つ巴のスタメン争いがどう決着するか注目したい。