ナポリでセリエAを代表するウインガーになったマッテオ・ポリターノ。今季も右サイドに定位置を確保している。
左利きのポリターノは、カットインしてからのミドルシュートと縦に仕掛けてからの右足クロスという2つの高質な選択肢を使い分けながらプレーする、現代ウインガーの模範例のようなプレーヤーだ。
171cmと小柄ながら、脚力に優れていてパワフルなキックを装備している。だから、フィニッシュは強烈かつ高精度だ。
ペナルティエリア外からのミドルシュートを得意としていて、正確に四隅を射抜いて決める。
さらに、ボレーシュートも得意としていて、浮き球のシュートも枠内に収めてくる。総合的なシュートセンスはウインガーとしてはトップレベルだ。
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カットインからのフィニッシュが強力だからこそ、それを匂わせながら縦に持ち出しての突破が効く。
非利き足の右足からのクロスもいいボールが上がる印象で、相手からすれば内に持ち込まれても縦に持ち出されても困難に陥る、厄介な相手だと言っていいはずだ。
さらに、守備に対して献身的なのもポリターノの強み。前に出て相手に圧をかけたと思えば、プレスバックしてSBを助ける。
その献身性と脚力を買って、コンテ新監督はポリターノに対して非保持時に5バックの右WBと言える位置までポジションを下げるタスクを課し、攻撃時にWG、守備時にWBという1人2役を任せている。
その影響もあってか昨季と比べてゴール、アシストの数字が伸びていないポリターノだが、今季ここまでの好調を支えるメインキャストであることは間違いない。
彼をWG分類マトリックス上に位置づけるとするとどうなるだろうか。
プレースタイルはフィニッシャー寄りながらアシスト数も多く、内に入ってのプレーも外からのプレーもバランスよくこなしてくれる彼は、非常にバランスが取れたプレーヤーなので、「マスターWG」に位置づけて問題ないだろう。
完成度的にはその第一人者と言って差し支えないはずだ。
イタリアを代表するウインガーであるポリターノだけど、ここまでは代表と縁のないキャリアを送っているのが残念なところ。現監督が恩師スパレッティなだけに、ぜひ彼を今のアッズーリで見てみたいものだ。