「ブンデスリーガでプレーしたい」という夢を実現し、セリエAに帰ってきたロビン・ゴセンス。彼はドイツでのプレーを経てもゴセンスのままだった。
ゴセンスと言えば、SBとしては異常に得点数が多いプレーヤーだ。19-20には9ゴール、20-21には11ゴールを挙げている。

上の図を見ると、ゴセンスのゴールはいずれもPKスポットよりも前のゴール中央から決められていて、ゴールエリア内からの期待値の大きいシュートによる得点も多いことが読み取れる。
右サイドからのクロスにファーサイドで合わせるゴセンス!というのは、セリエAファンにとってはおなじみのシーンだ。まるでストライカーのように、ゴール前に飛び込んでフィニッシュに絡むプレーこそゴセンスの最大の魅力だ。
それを何度も何度も繰り返せる持久力を持っていること、驚異的な空中戦の強さを持つことも相まって、ゴセンスは「フィニッシャーSB」の第一人者となっている。
Dodo ➡️ Gosens 🏹#FiorentinaLecce pic.twitter.com/0j6kgA1aRJ
— ACF Fiorentina (@acffiorentina) March 1, 2025
足元のテクニックは凡庸で、後方からのゲームメイクには期待できないし、高い位置で単独で仕掛けさせてもクロスまで完結することは難しいだろう。
使われる機能に特化したプレーヤーだけに活かし方が難しいが、きちんとハマれば大きな火力を出せることはアタランタで証明済みだ。
今季はここまで4ゴール4アシスト。フィオレンティーナでも得点に絡む能力の高さを誇示している。
ゴセンスは非保持時のプレーにも持ち味があり、中でもマッチアップ相手との距離を近く保ちながら積極的にタックルを仕掛けるプレーに定評がある。
今季ここまでのスタッツを見てみると、タックルやブロッキングと言ったスタッツでチーム内トップを記録している。
同じポジションでプレータイムに600分の差があるドドと比較しても有為に数字に差が出ていることを見ると、守備アクション数の多さは彼個人のアグレッシブネスに由来すると言っていいんじゃないだろうか。
〈FBref.comより、31節終了時点でのスタッツ〉
- タックル総数:49(チーム内トップ)
- タックル勝利総数:29(チーム内トップ)
- パスブロック数:20(チーム内トップ)
攻守両面に強度の高さを武器に戦うゴセンス。古き良きドイツ人プレーヤーのイメージを体現する、無骨な男。
近年少なくなってきたタイプだけに、希少性の高いプレーヤーである。