名門アタランタユースで育成を受けたアンドレア・コルパーニは、モンツァでブレイクし今季フィオレンティーナに引き抜かれたアタッカーだ。
サッカー選手とは思えないスリムなモデル体型。長髪イケメン。スター性抜群である。
このままフィオレンティーナの新たな象徴になるのか…と思っていたけど、そううまくはいかなかった。今季ここまで2ゴール1アシストと、期待以下の成績に終始している。
そもそもコルパーニの強みとは何だっただろうか。
彼は右サイドからカットインしつつ、得意の左足でシュートとアシストを生み出すプレーヤー。ハーフスペースを主戦場に、「斜め45度」から攻撃を司るモダンなアタッカーである。
WG分類マトリックス上の「カットインフィニッシャー」に分類したいプレーヤーだ。

リーチが長くてタッチがやわらかいドリブルは優雅と形容するのが一番で、ゆったりとして見えるけどリーチが長いからその動きについて行くのは容易ではない。
ハーフスペースから攻撃を司るコルパーニは、相手を突破しきらずにクロスを上げる場面も多い。左足から放たれるボールはやわらかく、味方の頭に届く。
さらに、長い足をムチのようにしならせることでパワフルなミドルシュートを放つことも可能。ペナルティエリア外からでも相手ゴールを強襲できる。
そのプレースタイルは、アタランタの先輩ヨシプ・イリチッチにそっくりだ。
🎩 Andrea Colpani 🪄
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🖌️ Colpani finalizza una bellissima azione del ⚪🔴 @ACMonza: pic.twitter.com/Sf5REaM7r0
— Lega Serie A (@SerieA) June 7, 2023
また、コルパーニは逆サイドからのクロスボールに対して飛び込み、ターゲットになることもできる。
サイズがあってヘディングは苦手ではないようで、積極的にゴール前へ走り込む。「ターゲットWG」としての側面も持っているわけだ。
ドリブル突破力ではイリチッチに及ばないものの、ターゲットになる能力に関してはコルパーニが一枚上手だろう。
Last time 🆚 Udinese 🔙
Andrea #Colpani ➕Nicolò #Rovella 🟰 ⚽️⚪️🔴#ACMonza #UdineseMonza #SerieATIM pic.twitter.com/G8dci51EGF
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それでは、なぜ彼はフィオレンティーナではなかなか活躍できていないのか。
ひとつは今季のフィオレンティーナがダイレクト志向を強めたスタイルを採用しているからだろう。コルパーニは足元にボールを呼びこんでなんぼの選手。長いボールが飛び交えば強みは生かせない。
もうひとつは、大外で幅をとるタスクを強く要求されているから。そこまでダイナミズムを持っていないコルパーニは、大外に固定されると中央エリアに入っていけない。だから、おのずと「ターゲットWG」としてのタスクを担うことも減り、フィニッシュに絡む頻度が減ってしまうのだ。
持っているタレント的にはここでくすぶっているような選手ではない。今季終盤戦、そして来季の捲土重来に期待したいタレントである。